今秋のトレンドネイル おしゃれタウン表参道のリアルな声 [ファション]

男性に少しでも可愛く見られたいと願うのは女性であれば極自然なこと。そのためにメイク法を学んだり、ダイエットに励んだり、トレンドのファッションを追い求めたり…。日々、美を追い求めている私ですが、最近知人の男性に合コンで「女性の指先」は必ず目に入ると言われました。




プライベートネイルサロン「VITA」店長・佐竹百合さん
美容ライターの麻里奈です。すっかり涼しくなってファッションも秋冬一色になってきましたね。肌の露出も減り、美に対して少し怠けがちになっていましたが、冒頭でも触れた知人男性の一言が忘れられず、指先(=ネイル)も秋仕様にしなければ…ということで知り合いのネイルサロン店長・佐竹百合さんにお話を伺いました。

◆今秋のリアルなトレンドネイルは?

― ネイルに興味を持ったのはいつ頃ですか?

佐竹百合さん:中学生ですね。最初はマニキュアでしたが、自分の爪に塗ることが本当に楽しくて…いつの間にか5時間やりっぱなしだったこともあります。いま思えば本当に好きだったんだなという感じですが、当時は職業にすることは全く考えていなかったです。あくまでもファッションの一部。でも社会人になって他の職業について改めて自分を見つめ直した時に『自分がやりたいのはネイル』だと思って行動に移しました。

― 具体的に“きっかけ”と呼べるものはありましたか?

佐竹百合さん:会社の秘書として働いている時に体調を崩して入院したことがあって…。それをきっかけに心機一転、新しいことを始めようと思いました。それで退院と同時にネイルスクールに通い始めましたが、最初はネイリストになれるかとても不安だったので、秘書をしながら通っていましたね。でも検定に受かるようになったのを機に『なれるかも』っていう自信が芽生え始めたので、会社を辞めて本気で目指しました。

― 佐竹さんの本能をその気にさせたネイリストの魅力を教えてください。

佐竹百合さん:もともと技術職志望、そして尚且つお客さんと接する仕事がしたかったという気持ちが大きいです。技術職って自分が努力しただけ結果に結びつくような気がして。あと話すのも大好き。ネイルをしながらその人の趣味や悩みを聞く、対人で約2時間も話す仕事ってあまりないじゃないですか?何度も通ってくれる方とはお友達のように話せますし。自分の好きなことを存分にやれている現在に、とてもやりがいを感じています。



佐竹百合さん
― 今までで一番印象に残っているお仕事はなんですか?

佐竹百合さん:初めて依頼されたネイル本の撮影ですね。その中の1ページだけでしたが、けっこう自由にやらせていただけて。顔、作品、その工程、全てを撮影されるとのことで、1ヶ月ぐらい悩みました。寝ない日もありながら試行錯誤の繰り返しだったので、完成したデザインはやはり印象に残っていますね。それを見て「一目惚れしました」って言って来てくれたお客さんもいます。

― お客さんの声をもとにした、リアルなネイルトレンドを教えてください。

佐竹百合さん:最近は「ヒョウ柄にしてください」という声が多いです。もちろんヒョウ柄でも色々な組み合わせがありますので、お客さんと相談しながらその方に合ったアレンジは加えますけどね。そして色は黒。ファッション業界のトレンドも黒なので、そことリンクしています。秋になってネイビーやボルドーといった暖色系も増えていますが、個人的に今秋は「アイスブルー」などの寒色系も流行っているなという印象です。

― お客さんのネイルはどのようにしてデザインイメージを固めていきますか?

佐竹百合さん:スマートフォンのカメラで過去の作品を撮影、保存していますので、それを見ながらすることが多いです。それにお客さんの要望を反映させていく感じですね。



「GALAXY S3」で撮影&保存した過去の作品を見ながら、デザインイメージを固めていく。

― デジカメや一眼レフではなくスマートフォンのカメラですか?

佐竹百合さん:そうですね。スマートフォンだと持ち歩いているものなので、すぐにブログにアップできますから。過去の作品もいつでもどこでも振り返れますし。それに私が使っている「GALAXY S3」のカメラ機能はとても綺麗に撮影できるので重宝しています。



持ち歩けて綺麗に撮影できるため「かなり重宝しています」とのこと。

― 現在「ジェルネイル」が流行っていますが、今後のネイル業界の傾向についてどのようになると考えていますか?

佐竹百合さん:ジェルネイルもキットが販売されるようになって、自分でやる人も増えてきています。そういった時代の流れを受けてネイルサロン側はどのように差別化するのか。自分でやると凝ったものはどうしても難しくなると思うので、私たちは「これができます」といったデザイン、技術、アート性の質の向上は必須でしょう。あとはリラクゼーションも付加価値につけること。リーズナブルに自分でネイルをするのか、やってもらうことでリラックスもするのか、その2極化はますます顕著になっていくと思います。

― なるほど!ちなみに今日のネイルのこだわりを教えてください。



佐竹さんのこの日のネイル

佐竹百合さん:私自身、女性らしさがでるデザインが好きということもあって、手元が綺麗に見えたり、知的さがにじみ出るように意識しています。

― 素敵ですね。普段からネイルというフィルターを通して、女性の美のサポートをしている佐竹さんですが、ご自身が綺麗であり続けるために意識していることはありますか?

佐竹百合さん:常に小奇麗でありたいなとは思っています。髪の毛をプリンにしないために美容院にはマメに行ったりとか。もちろん手元は最大限に意識しています。あとはストレスを溜めないことですね。私意外とジャンキーですが、食べたいものは我慢しないようにしています。

― 最後に今後の夢や目標があれば教えてください。

佐竹百合さん:ネイリストになるには意外とお金がかかる。それが原因でネイリストになれない人もいると思います。そういった子でもネイリストになれるきっかけや場所、仕組みを作っていきたいですね。

― ありがとうございました。

今回取材にご協力頂いた佐竹さんは、東京・表参道の閑静な住宅地にあるプライベートネイルサロン「VITA」の店長。急な取材にも丁寧に対応してくださり、リピーター率が高いと言うのもうなずけます。彼女のネイルへの情熱、行動力、そして美への探究心には、同じ女性として見習うところばかりでした。



東京・表参道の閑静な住宅地にお店を構えています。

男性は細かいところまでチェックしています。冬にかけて厚着になり、肌の露出は減りますが、指先は常に見せるもの。「オシャレは足元から」ではなく「美は指先から」。改めて自分を鏡で見て隙のない美を目指してみてはいかがでしょうか。(モデルプレス)










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